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葡萄栽培における工夫

写真は、2016年10月22日に撮影した畑の様子になります。

醸造用葡萄の栽培としては珍しく、『傘かけ』をしています。

これは、葡萄が雨に濡れて病害が発生するのを防ぎ、少しでも健康な果実を収穫するための工夫です。

『傘かけ』に加えて、『棚作り』も特徴の一つです。

棚の高さはどうやって決まっているのか、葡萄農家の三森さんに伺ったところ、”自分たちの背の高さに合わせて作っている”のだそうです。高すぎても、低すぎても農作業に支障を来たしてしまうでしょうから、棚の高さは、農家によって異なるのでしょうね。

ところで、百農民では、可能な限り低農薬にもこだわっています。

病害虫から葡萄を守るために、葡萄園では、ボルドー液という薬品が使われることが多いのですが、この薬品の特徴としては、散布すると「葡萄の葉」の表面に白い斑点状の塊が残ります。その結果、葉が光合成をする面積が少なくなり、果実に向かう栄養分が減ってしまうことで、葡萄の糖度が下がります。

逆に、ボルドー液を使わなければ、葡萄の葉や木々に病気が発生しやすくなり、良好な果実を得る上では、大きなリスクとなります。そのため、こうした低農薬農法を行うにあたっては、果実を病気にしないための様々な工夫と努力が必要となります。そのひとつが、ひと房ひと房への「笠懸け」であったり、風通しや日当たりを計算した上での「葉の剪定」であったりします。

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